都市型とその他のハイヤー

必要な時に依頼をすれば、すぐに希望の目的地へ連れて行ってくれるのが、ハイヤーやタクシーなどの乗り物です。どちらも移動手段として利用されることが多い乗り物ですが、それぞれに特徴があります。

専属のドライバーがついているのがハイヤーであり、二つの種類に分類できます。それが都市型タイプとその他のタイプです。このうち都市型タイプは、2013年から導入されたハイヤーとなっており、近年注目を集めているものの一つです。特徴としては、通常のタイプとは異なり、車両不足が発生している指定された地域でのみ走ることが許されています。

ちなみに、都市型ハイヤーには、全て特定の営業所だけで運送の引き受けを行うという条件があります。この条件を前提に、24時間以上の単位で常に専属にて運送できるような契約を書面で行ったものや、2時間以上を単位にして運送契約したものが、都市型ハイヤーに該当する事業用自動車です。

都市型のハイヤーは完全予約制になっています。ドライバーは所属している各営業所で待機し、お客様から依頼があるとサービスを開始します。乗車はもちろん、降車する場所や利用料金などは、最初にお客様と企業が契約する際に決めた内容に従って業務を行うことになります。ハイヤーは外国でもよく見かけられることがあり、外国の場合はドライバー付きの車を半日から1日チャーターできます。都市型はそれに近い形態と見ていいでしょう。料金については、車庫から出発して同じ場所に帰るまでの全区間が対象です。

その他のタイプは都市型タイプとは異なり、規定時間がなく、走る地域に指定はありません。例えば、取引先の送迎や接待など、ごく限られた時間の中で移動を行う際に利用されています。近年はタクシーと並行して利用される場面も増えていますが、短時間の移動目的による利用はタクシー会社との競合が発生し、収入水準が低下してしまう恐れもあるため、新規参入が制限されています。今後は、サービス面での拡充などでそれぞれに大きな違いが出てくるでしょう。

ここ数年の間でハイヤーの注目が集まっている理由として、インバウンド需要が関係していると言われています。インターネット市場の拡大により、海外企業が新たなビジネスの場として日本全国を飛び回りながら、お宝となるようなサービスや商品を探しまわっていることも少なくありません。そんな時、ハイヤーは視察手段として非常に優秀であるため、新しい層からの注目が集まっています。